May 132011
 

私は最近、横浜駅前で1人で原発について話す事を始めました。それは『地震が多くある日本で、原発の必要性があるのか?』と福島の原発事故から原発の安全性と放射能がもたらす健康への悪影響から、完全に方向転換をした私の考えと思いを、不十分な知識と認識なのですが、伝えたい気持ちに後押しされました。それはイギリスのハイドパークにある精神『スピーカーズコーナー 』です。

原発という共通の話題からコミュニケーションが生まれ、場が繋がっていきます。それは旅と同じ感覚であって、今でしかなく後にでもない偶然であり必然でもある出会いです。

出会った何人かの方は原発で働いていた経験があり、原発現場の作業の話をしてくれました。福島の事故現場の汚染排水ポンプの仕事を終えてきたというリアルな話を聞く機会もありました。その方はすでに杖をついていたので防護服を着てマスクをつけて仕事が出来るのか?と不思議でしたが、『呼ばれてすぐ駆けつけたよ、誰かが事故現場に行かなきゃならない!』と言っていました。

福島の波江町(人口2万人)から非難されてきた方にも会いました。3月11日の大地震の翌朝に非難警告がだされ、着の身着のまま高台の避難所へと駆け込んだが、そのまま家に帰れなくなり弟を頼りに横浜に来られたそうです。

私がその胸の内を代弁して話したところ、何人かが話を聞きに近くへ来てくれました。その方は涙を流し原発があるから家に帰れない、原発がある町は潤ってるっていうのは県や市町村の話だと、原発はないほうがいいと強く望んでいました。

大学で原子力の研究をしていた方にも会いました。原発はヤカンとお湯の仕組みに似ていて、お湯を沸かしてでる蒸気を利用してタービンを回し発電している単純構造。お湯を沸かすのに原子力を使う必要はなく、太陽熱で代用できると話していました。

これからも脱・反原発パレードにデモがありますので、ぜひ参加してみてください。
 
5月14日(土)『脱原発スピーカーズコーナー』1pm〜3pm 横浜駅西口の高島屋前にある女性銅像にて
 
5月15日(日)『第2回 エネルギーシフトパレード』
1:30pm 代々木公園ケヤキ並木集合 2:30pm パレード出発!
 
5月22日(日)『2回目 イマジン原発のない未来 鎌倉パレード』
3:15pm 鎌倉市市役所前集合 3:30pm パレード出発!
 
5月27日(金)『つくろう!脱原発社会 5.27集会とデモ』
5:30pm会場 6pm開始 東京・日比谷野外音楽室 7pm デモ出発!
 
6月11日(土)『さよなら原発 エネルギーシフトなう 子供の未来のために歩こう』

6.11脱原発100万人アクション神奈川  1pm 桜木町駅前集合 1:30pm パレード出発!
 


5.7原発やめろデモ@渋谷

 

May 062011
 

2011年、チュニジアで成功を納めたジャスミン革命はツイッターやフェイスブックなどを通じて集まった市民の民主化運動により23年間続いた独裁政権に終止府を打ち、それに続きエジプトでも市民によって29年間の独裁政権に終わりを告げ、現在リビアでは市民の反政府運動を国連とヨーロッパ軍が支持をし軍事介入に乗り出しています。

福島での原子力発電所の爆発事故により、世界中で原発の停止や廃炉にしよう!と市民運動がおきています。ドイツでは25万人を動員し政府を脱原発への政策転換へと導いたり、アメリカでは新規建設予定であった原子力発電所の計画を撤退しました。

日本各地では原発をやめよう!自然エネルギーにシフトしよう!これからの子供達に安全な生活環境を与えよう!各地では日に増して声を上げるようになりましたが、主要メディアやニュースではそれらの反原発運動を取り上げていないのが現状です。

そして日本は『はじめてでも安心、平和的な反原発デモンストレーションの幕開け』を迎えました。

家族連れから高齢者、子供から大人まで、性別、年齢などを問わず気軽に参加ができます。

脱原発のデモやパレードへ参加をする事は、その開催場所の町を歩きながら豪快なインパクトからソフトで皮肉、ユニークかつシリアスなメッセージなどを様々な方法でアピールして歩きます。

(歩くだけでもOK、楽器でリズム音頭、声を出すのは健康にもGood〜やっぱり原発ダメゼッタイ〜)

1人1人が協力して今の電力の仕組みをひっくり返す勢いで、多くの人の心へ響くように『 もう原発はやめようよ! 』と1人が気づけば、その人から10人へと伝わるはずです。『原発ではなく新たなエネルギーへ転換していこう!』と。

今生きている私たちがこの原発に依存している現状を変えなければ、次の世代にも電力会社の公害によって放射能汚染された環境と放射線被曝がもたらす体への影響、その後始末を引き継がせることになります。これからの日本の未来へ向けて今原発を方向転換させる必要があるのです。その実現への道を多くの参加者が同じ気持ちでいると実感できるデモは市民ムーブメントです。

私たちが原子力発電所に対して反対賛成、Yes or Noをハッキリしなければいけない時が Now or Neverです。

どちらでも良い的な捉え方や考え方は、今までそうであった無関心な原発と電力会社の独占的な事業形態(全国に新規原発建設を予定中)に逆戻りをしてしまいます。

今だからこそ私たちが考え、見直し、協力して取り組み、地域発電と送電を独占している電力会社と国の経済優先型なエネルギー政策ではなく、私たちが何世代も安心して暮らせる環境に見合った電力を各世帯が選択できる仕組みへ、そして自然エネルギー(燃料フリー)へ!
 
横浜や神奈川にお住まいの方で、はじめてデモに参加するのでどうしようか?と思っている方、ぜひ一緒に行きましょう!5/7(土)12:30pmに横浜駅西口の高島屋前にある女性の銅像の前で集合です。

5月7日(土)『5.7 原発やめろデモ 』 渋谷区役所前にて2pm集合、3pmスタート!
(雨天決行)

 
5月8日(日)『 東電前ライブ 』新橋駅鳥森口前の東京電力本社前にて3pm〜6pmまでライブ。
(雨天中止)

 

energy shift parade 4.24

Apr 152011
 

東日本大震災から1ヶ月が過ぎました。

この大震災で被害を受けた死亡者と行方不明者は3万人近く、多くの負傷者、家を失った方々、離ればなれになった家族、故郷を失った痛み悲しみ、日本国民は元より日本に住んでいる外国人も、世界中の人々からも『なんとかしよう!』という力強い支えが、 これからも被災を受けた方々の励みになっていきます。裸一貫になった状況から立ち上がるには皆さんの助けが必要です。私たち1人1人ができる協力をこの先も続けていきましょう。

福島での原子力発電所の爆発事故から1ヶ月が経ち、今もなお放射能を出し続けている状態と事故の大惨事さから、25年前に起きたチェルノブイリ原子力発電所の爆発事故(原子力事故で史上最大規模)と同等レベルと発表した。

今 現在もチェルノブイリでは事故現場より半径30km内での移住生活が禁止されている事や、広範囲にわたる放射能汚染によって多くの近隣住民が空気、水、食べ物などから放射線被曝をし発病(多くはガンや白血病)に至った。また妊婦の早産の割合が増えたり、機能障害の子供が生まれたり、小児甲状腺癌(こうじょうせんがん)への影響があったりと人体に与える影響は計り知れません。

私が小学生のころ、『ソ連のチェルノブイリから放射能の雨が降ってくるから傘をさすように!』と学校から言われ、海を超えた遠いヨーロッパの方から風に乗って届くのかな〜?

放射能ってなんなんだろう?とあまり実感はありませんでした。

その後、幾度と起きた国内での原子力発電所の事故には、関東は大丈夫だと他県で起きた原子力発電所の事故をあたかも他人事のように捉え、またニュースで事故が治まったと知ると次第に忘れていきます。

私たちのライフラインである水道、ガス、電気などは都道府県、市町村ごとに決まっていますので、水力や火力、風力や地熱、原子力などの発電を各自が選択して使用する事はできない現状です。(戸建てや会社などの屋上で太陽光や小型風力で発電しているケースは増えています)

今回の事故を契機に私たちの生活電力の供給源をシフトしていかなければならないと強く思いました。

それはこの原子力エネルギーが一歩間違うと人間が立ち入り操作ができない巨大な化け物へと変容し、すべての環境生命体を内から外からと放射線被曝へと導き、あらゆる生物を必要とする人間生活には最大級の有害であります。

生活全般をも見えない放射能から懐疑心を抱き、今日の水は大丈夫か?風向きはどっちか? この食材はどこ産か?雨が降るから外出はやめようとか、常に放射能におびえて毎日を暮らしていく姿が目に浮かびます。

その影響はすでに日本全国および世界各国へ広がり、多くの産業、工業分野、各種事業、などで莫大な被害を生み、会社倒産、店舗閉店、失業などへと生活困難な状況を招いていきます。(カナリアンでは旅行者の予約は、ほぼキャンセルです)

福島の事故付近の住民は生まれ育った土地を離れ、自分の家へ戻れない状況です。それは関東1都7県 (群馬、栃木、茨城、埼玉、東京、千葉、神奈川、山梨)で使用する原子力発電所を東京電力が福島の土地に建設をしたのです。周辺住民は東北電力を利用しているので、願わずも関東圏で使われている電気の原子力発電所が自宅の近くであるがゆえに、この事故一番の被害に遭っています。

事故現場から半径20kmは避難区域になっていますが、その範囲を仮に横浜を軸として見ると鎌倉から品川あたりの一帯です。この距離範囲に人がいないのを想像できますか?

今なお20km – 30km圏内にいる住民の方達は室内退避から自主避難(健康に影響を与えるので、行く当てや決断ある人は早く非難をという意味でしょう)の指示を受けています。

この福島での事故は、大自然が私たちに与えたメッセージ『人類の危機を人間が創っている』として真意に受けとり、今までのように私たちが疑いなく信じてきた電力会社や国のやる事だから任せて大丈夫とした原子力発電所に対して他人本位な感覚と無関心であり続けてはなりません。

いつの日か新たな大地震が起きないとはいえないこの日本列島で、全国18の原子力発電所にある55基の原子炉から今と同じような爆発事故が起きてから安全性や必要性を考えていては、これからの子供達へ放射能汚染された生活環境と暮らせない土地を与えるのと同じ事です。

今こそ私たちの生活と電力の関係を一から考え直す転換の時期として、本当に望ましい日本の電力とは、今後の日本での原子力発電所のあり方、将来に展望する新しいエネルギーを日本から世界に先駆け、私たちが立ち上がって創出しようではありませんか!

例えば、賛同する方々が100万人,1,000万人で1,000円ずつ出資をして、その全員が日本全国の電力会社の株主になりエネルギーの方針に関与していく事で原子力発電所に頼らない他のエネルギーへと転換させていくのも可能であり、老朽化が指摘されている原子力発電所を廃炉にしていく費用を一人一人の支えによって実現可能だとも思います。

CO2を出さない仕組みが何かないか?放射能を抑える方法はないのか?日本の電力系統50Hz(東)と60Hz(西)を一つにする必要はないか?今の日本の電力発電所の仕組みと現状から今後の解決策を一人一人の異なった見解、様々なフィールドや経験から発見、発案、発明へと結びつき、その芽生る息吹は『100年に一度の天才が生んだ『原子力』は、100万人の知恵を合わせた『新しい力』に等しい』と信じています。

今後、毎週土曜日の午後1時〜3時までゲストハウス・カナリアンでは、この問題を語る場とします。

この問題について居ても立ってもいられない方、私たちが変えていこうと思う方はぜひ来てください。

李 哲也
 
 

参考資料 『隠された被爆労働~日本の原発労働者1 』『Nuclear Ginza』Documentary in english

 
『原発導入のシナリオ ~冷戦下の対日原子力戦略~NHK1 』

Mar 172011
 

There was a huge earthquake which lasted a long time and continued 3 times randomly in 30 minutes afterwards, the tsunami hit the area of Touhoku (northeast coast of Hounshu) and now electronics, water, and gas has stopped many places in this area.

I`m worried it`s still snowing in Touhoku and there are over 400,000 peoples who were left without housing stay in emergency shelter (school, gymnastic hall) there are not enough necessities foods, water, survive the freezing cold for 1 week also close to an earthquake damaged Fukushima nuclear power plants.

After the explosion at Fukushima nuclear reactor the radiation is spread in whichever direction the wind blows, which is serious probrem.

Japan already knew how dangerous nuclear power from the past and what would happen if anything happened to the nuclear power plants being built near the fault line, but went ahead to do it to accumulate more power disregarding the safety and lives of its Citizens.

Every day we have small aftershocks since the 11th many peoples are getting sensitive whenever the ground shakes.

Yokohama is not affected as badly as the area of Touhoku, our guest house Kanalian is fine.

Most of the train routes are limited, there are less city light on at night it fot planned blackouts are targetting 9 areas (Kanto region except center of cities) at 3hours per day in 5 group to all save electricity which goes to continue for few months. http://teidenjapan.appspot.com/en.html month_schedule

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For travel to Japan please check the toulist advisory.

http://www.japantravelinfo.com/news/news_item.php?newsid=431

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For support Japan earthquake.

http://www.ifrc.org/what-we-do/disaster-management/responding/ongoing-operations/japan-earthquake/

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Oct 142010
 

ゲストハウス・カナリアンがオープンして3ヶ月近くが経ちました。その間約130名の方々に泊まって頂きました。どうもありがとうございます。

7月はメキシコからのロックバンドから始まり、夏期講習の学生さん、オーストラリアからの旅人、トリニダード・ドバコのスチールパン奏者、ダンス好きなカナダの学生、パイプオルガンの調律師、富士山の山小屋で働いていた方、お寺の修行を終えて来た方、アニメ好きのスイス人、イタリア&スペインからのカップル、韓国で留学しているアメリカ人夫婦、●京都で日本語を勉強しているノルウェー人、毎週末お越しの常連さん、結婚式でお友達一同でお越しになった方、カナリアン宣伝部長、夜の宴会部長などなど. . . . .なのですが、今お泊まりになっているカナダのケベック州から来ている俳優さんの横浜公演をご案内します。(以下写真、右側は● )

 

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May 182010
 

世界は様々な作品で溢れかえっています。

作り手の創造性は未知なる世界へ向けて羽ばたき、作ろうとするエネルギーと、どうにも治まらないイマジネーションとが交わり作品はあるカタチへと姿を表します。

その作品として出来上がったカタチの行方も作り手により多様多彩です。 Continue reading »

 Posted by at 9:55 AM
May 132010
 

自分なりの思いのままに旅をつくる。一歩踏み出すまでの意味に付加価値をつける自分との対峙、いっさいがっさいの事柄をひっくり返してごちゃまぜにして形になったイメージはスゴロクのようで、また振り出しの考えに戻って旅をつくる。

いつのまにか旅人はカオサンに集まりだした。カオサンとは何かな〜? 半分興味な軽い気持ちで、旅立ってみる。

いつもの道を逆さ歩きをしてみようと、後ろ歩きの旅にでる。少し危ない事だとわかる、でも清々しい気持ちになった、下校中の子供もまねをしだした。

そしてつくる旅をする。旅先でものをつくる、フィレンチェでスケールを持ってドームの展望台の円周を測る、これはぜんぶ石なんだ〜と石の文化に惹かれイタリアで石職人になる、アーチのまえで瞑想するのが日課になった。 Continue reading »

May 112010
 

自分が住んでいるあたりを地図にして書いてみると、なに屋さんだったっけ?とハテナ空間がポッツポツ出てきます。
朝、小学生が学校へ向かう通学路、電車通勤で仕事へ向かうスーツ姿のビジネスマンとすれ違いさまにあるのは朝時間の急ぎ風、近所のおばあさんはホウキで外を掃きながら井戸端世間ばなし。

町は千差万別な朝顔、昼顔、夜顔で溢れているのですが、『コンニチハ』と気軽に声を掛け合えれば、毎日新しい顔と知り合えると思っています。何かの共通点があると自然発生的に会話が生まれます。バックパックを背負っている旅人、乳母車を引くお母さん、立ち飲み屋さんで隣に居合わせた酒飲みなどなど。 Continue reading »

May 032010
 

ゲストハウスを建てていて常に金物は何を使おうかと考えています。

鍵の原点はエジプトにはじまり進化していったようです。(新橋の老舗金物店”堀商店”へ行くと金物哲学を感じます)ヨーロッパの家では押して入るドア習慣と引き戸文化の日本家屋には『ガラ・ガラ・ガラ〜おっ誰か来た』と出入りが分かる機能音があります。(引いてもダメなら押してみろですかね)
文学作品にもドア、トビラの音は表現手段として使用されています。 Continue reading »

 Posted by at 11:42 PM
Apr 262010
 

神奈川宿場町(ゲストハウス・カナリアン付近)のビルに囲まれた空き地一面を覆うような緑(蕺草)。刈りながら夕飯のみそ汁にもしくは天ぷらに出来ないかと強烈なにおいに浸かりながら思っていましたが、どこの土地でも土さえあれば春先にはふわふわと風に乗って色々な植物が舞い降りてきます。
コンクリート社会の隙間にはタンポポや雑草など、たくましいニョロニョロ選手群が土を求めてたどり着きますね。無造作になっている空き地は元祖子供の遊び場であるわけですから、民間風土な飽きッチィ公園(整備や遊具など何もない只の空き地 & いつ建設が始まるか分からないのでドキドキ感もある)をもっと都会に増やしていけたらいいのになぁとの思いから始まった小さな取組みです。 Continue reading »